1)日本タイ協会
2018年5月10日、日本タイ協会にて「中国のデジタルエコノミーはアジアをどう変えるか?」と題して報告しました。ここでの報告の内容は、同協会発行の『タイ国情報』2018年5月号に掲載されています(残念ながらオンライン版は無いようです)。調べていて興味深かったのは、中国企業の対アジア(北東アジア、東南アジア、南アジア)向けの投資額のうちで、Baidu, Alibaba, Tencentなどの大手IT企業が占める比率を算出すると、2017年に17%に急増しているということでした。とくにAlibabaによるラザダ買収が大きいのですが、重要なトレンドだと考えています。
2)ビジネスモデル学会
2018年6月3日、ビジネスモデル学会の春季大会「都市のビジネスモデル~都市は経営できるのか~」に登壇し、「 加速都市の覚醒 – 中国・深圳と改革開放 40 周年 」と題して報告しました。基本的にはマッハ新書『加速都市深圳』や、『日立総研』2018年5月号に寄稿した内容ですが、多少「デジタル化に対応した都市とは何か」、「社会実装先進都市とは何か」について検討を深めました。
3)比較経済体制学会
2018年6月10日、比較経済体制学会の共通論題「「ユーラシア地域大国の比較と関係」関係編」にて、「中国の「一帯一路」構想~生産ネットワークとデジタルエコノミーの観点からの考察~」と題して報告しました。一帯一路については、昨年来、日本政府および企業にも動きが出てきているので、この点は今度すこし整理してみたい論点です。日本国際フォーラム、日本国際問題研究所の研究会などでこの点は引き続き研究する予定です。
4)Meridian 180参加
2018年6月15-17日、コーネル大学が中心になって進めている研究ネットワーク、メリディアン180の香港大会(@香港中文大学)に参加して、デジタル化が与える影響について議論しました。多様な分野でデジタル化が議論されていることをよく理解できました。大会の運営も様々なアプリ、例えばBasecampやAttendify、Eventbriteを活用していて、特徴的でした。
香港ビクトリアハーバー(2018年6月17日)
メリディアンで参加したグループ。法学者、弁護士、経済学者、コンサルタント、エンジニアなど多様なメンバーが一つのグループに入って議論しました。
Attendifyでワークショップの様子をシェアして、いいねとかコメントができます。Facebookの招待制グループで良いような気もしましたが、結構人気なんでしょうか。
香港では反共産党の運動も。
公園にいったらPokemon Goのプレーヤーが沢山いました。
5)今後の予定
いくつか講演の予定があります
①2018年6月27日VR未来塾PLUS「加速都市・深圳入門」
https://shenzhen.peatix.com/?lang=ja
②2018年6月29日横浜企業経営支援財団(JENESIS藤岡代表と登壇します)
http://www.glocom.ac.jp/events/3637
③2018年7月6日国際大学GLOCOM(どうもすでにキャパオーバーとのことです。ありがとうございます。)