Aseiito.net

ホーム » 未分類 » 深圳在外研究メモ No.32 深圳イノベーション·アントレプレナーシップ・ウィーク2017編~テーマは「深圳と創造しよう」

深圳在外研究メモ No.32 深圳イノベーション·アントレプレナーシップ・ウィーク2017編~テーマは「深圳と創造しよう」

 2015年以来、中国では創業と創新(イノベーション)の二つの「創」のいみで、「双創週(通称イノベーションウィーク)」が開催されています。期間は9月15日から21日で、深圳での正式名は「全国双创周深圳活动暨第三届深圳国际创客周」、イノベーションウィーク自体は全国のイベントなので、その深圳分会という位置づけです。なかでも会展中心で開催されている展示会が最も規模の大きな展示で、このほかに市内の各地で関連イベントが50以上開催されています。

昨年のイノベーションウィークでは、李克強首相主催、そしてアップルのティムクックまで列席した会議が開催されましたが、今回は党大会前というタイミングで、政治的には控えめの開催だったと感じました。内容としては深圳のロボティクス企業やメイカースペースの展示が並んでおり、メイカーフェアーよりはずっと公式的な展示、例えば研究機関系の展示が多く、これはこれで新たな側面を垣間見ることができました。

以下、写真。

IMG_20170917_141706.jpg

2017年9月17日(日)午後の様子、それほど来客は多くなかったのですが、展示の中身は濃かったと思います。

IMG_20170917_140836.jpg

メイカースペースのパビリオン。3W、柴火、Segmaker、星雲などに加えて、知らないスペースもずいぶん並んでいました。

IMG_20170917_131529.jpg

ドローンパビリオン。DJIは出展していませんでした、農業用ドローン、ホビー用ドローン、グループコントロールの会社が出展していました。

IMG_20170917_141154.jpg

キーワードの「深圳と創造しよう」。

IMG_20170917_121924.jpg

自走する、しゃべる、自販機。画像認識で人を見つけて、追いかけ、約50cmまで接近し、声をかけて営業をかけ、QRコードでの決済。買わない場合には広告を流しながら他の顧客に向かう…。

IMG_20170917_122508.jpg

折り畳み式電動二輪。すでに金型を作り、量産体制に入っているとのこと。

IMG_20170917_123529.jpg

水中ドローンFifish(QYsea)と共同研究した水中無線モジュールを展示していたブース(左右に飛び出しているのが無線モジュール)。Fifishの初期プロトタイプは有線での操作が基本でしたが、すでに技術的に解消が近いことを知りました。

IMG_20170917_130338_2.jpg

ドローンの編隊飛行(グループコントロール)とダンサーの共演というパフォーマンス。あとから日本でもすでにライゾマティクスがドローンとダンスを組み合わせたパフォーマンスをやっているのを知り合いに教えてもらったのですが、機械学習までしているかどうかは不明。

IMG_20170917_141300.jpg

メイカー地図2017。イノベーションウィーク用に以前から作成されており、今回は2017年版に更新された模様です。今度昨年版との照合をしてみようと思います。

IMG_20170916_145808.jpg

分科会の一つ、9月16日に開催された「一帯一路メイカーサミット」。フランス、パキスタン、エチオピア、ペルーからメイカーコミュニティまたは科学技術政策担当者が来て、それぞれの報告をしていました。パキスタンからの登壇者が、「3Dプリンターは銃も作れるので、治安上の理由からパキスタンでは輸入が禁止されている。ただ、メイカースペースではパーツを輸入して組み立てている。」といった面白い話を紹介していました。中国から登壇者はなぜか、というかこのワークショップの開催者David LIとつながっているロビン・ウーでした。

IMG_20170916_161241.jpg

アフリカビジネスの重要性を説く、「山寨王」ことロビン・ウー。彼のプレゼンを聞くのは初めてでしたが、とても面白かったので講演の内容を要約しておきます。

 エチオピアをはじめ、アフリカによく出張してビジネスの機会を探っている。一帯一路の政策に沿って、この構想に貢献できることは光栄なことだ。いまはエチオピアでエレクトロニクス製品の組み立て工場をやっているほかに、現地のスマホの充電需要を満たし、なおかつWifiを提供するボックスも展開している。製造だけで儲ける時代はすでに終わっている。製造だけでなく、自社アプリをダウンロードしてもらい、そこからさまざまなサービスへの展開の可能性があるから、アフリカのジャックマーを目指している。

なぜ80年代生まれがアフリカにいくのか?当然、習大大の一帯一路に貢献するためだ。でもそのうえで、はっきり言って80年代生まれの中国人はもう深センでマンション買えないじゃないか。私も80年代生まれだ。アフリカなら買える。家が買える。ビジネスだって深センよりは楽だ。だから80年代生まれ、90年代生まれの中国人はアフリカに行くべきなんだ。毛沢東は「世界はあなたたちのものだ、そして私たちのものでもある。しかし結局のところ、あなたたちのものだ」といって若者を励ました。今の若者は、深センだけじゃなく、天下を見るべきだ。

製造業で頑張ろうとか忘れるべきだ。深圳についていえば、製造業だけでビジネスをする時代はすでに終わっている。製造業のことも、政府のことも、メディアのことも、この会議のことも、すべて忘れればいい。そこに残るのは自分だけだ。奮闘する精神だけ持ってアフリカでやればいいんだ。そこには中国の80年代のような高度成長が待っている。」

 

IMG_20170916_162035.jpg

アフリカのジャックマーを目指して展開中の端末。充電でき、映画や音楽をダウンロードできる。

 

現地報道:

2017深圳双创周来啦,让草根创新创业更接地气

http://www.sznews.com/news/content/2017-09/16/content_17317868.htm

協賛団体:
深圳市工業設計協会 http://www.szida.org/

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中

2017年9月
« 8月    
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  
%d人のブロガーが「いいね」をつけました。