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日別アーカイブ: 2017年4月21日

深圳在外研究メモ~加速都市・深圳を描く~

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(Tencentの新本社ビル(右), 2017年9月21日夕方筆者撮影)

深圳大学にて在外研究中なので、フィールドワークのメモを描きためています。加速都市・深圳の過去と現在、珠江デルタの構造変化を「描い」ていきます。

深圳在外研究メモ No.1 深圳大学に到着編

深圳在外研究メモ No.2 ニコ技深圳観察会 (2017年4月)そもそもなぜ「非チャイナスペシャリスト」がツアーを企画でき、なぜそれが大事なのか編

深圳在外研究メモ No.3 ニコ技深圳観察会 (2017年4月)第一日目訪問先感想編~Trouble Maker, HAX, and Jenesis

深圳在外研究メモ No.4 ニコ技深圳観察会SegMaker出張所を開設してみた編

深圳在外研究メモ NO.5 ニコ技深圳観察会 (2017年4月)二日目訪問先感想編~Trouble Maker提携工場, Dobot, Makeblock, and 柴火創客

深圳在外研究メモ NO.6 ニコ技深圳観察会 (2017年4月)三日目訪問先感想編~Ash Cloud, Seeed, Insta360, and Tencent!!!

深圳在外研究メモ NO.7 ニコ技深圳観察会 (2017年4月)を振り返る編

深圳在外研究メモ NO.8 シェアサイクルOFOを使ってみた編~スマホ電子決済前提社会におけるシェアエコノミーの広がり

深圳在外研究メモ NO.9 世界の電子街・華強北のど真ん中でレーザーカッターと3Dプリンターワークショップに参加してみた編

深圳在外研究メモ NO.10 深圳博物館で体感する改革開放編~蛇口爆破、「深圳スピード」の由来、そして圧倒的鄧小平推し

深圳在外研究メモ No.11 深圳市ソフトウェア産業基地(深圳湾)が意識高い編~Tencent新社屋、Stargeek, NAVER, そして総理コーヒー。だいたいいつ行っても何かやってる面白さ

深圳在外研究メモ No.12 深圳で生活していて得られた情報編~青色ダイオード中村修二先生ラボ開設、DJI本社ビル建設、習近平広東指示の学習会

深圳在外研究メモ No.13 深圳大学北側の麻雀嶺工業園区付近を歩く編~元工業団地には ロボットスタートアップ、木工工房、コワーキング、メイカースペースが入居。「工場」からの脱皮を体感できる場所になっていた

深圳在外研究メモ No.14 ドローンスクールに入学してみた編~アプリ学習、Alipay支払い、そして総括は漢詩

深圳在外研究メモ No.15 デザインウィーク見学編~ガラス工場をリノベーション。主会場はプロダクト展。別会場の青葉益輝のポスターを来場者はじっと見ていた

深圳在外研究メモ No.16 3Dプリンター工場見学編~デジタルファブリケーション機器の製造現場はきわめてアナログだった

深圳在外研究メモ No.17 CUHKSZにMary Ann O’Donnelさんのレクチャーを聞きに行く編~「深圳人」をめぐる政治、経済、そして文化的解釈。「本地人は政治的に作られうる」、「本質的には深圳人とは自らを改造した人を指す」

深圳在外研究メモ No.18 アニメイベントで実況中継アプリ花椒の威力を知る編~学生グループが楽しく実況。平均課金額は200円でも、最高課金者は1.4億花椒豆(約2億3千万円)課金

深圳在外研究メモ No.19 海外政府系テックプロジェクトと深圳のつながり編~深圳の、そして中国の新しい経済、新しいエコシステムと自国をつなげようとしているプロジェクトが続々

深圳在外研究メモ No.20 Makeblockの創業者Jasen Wangの視野と初の主催イベントを見た編~深圳の真ん中で子供たちはMakeblockを遊びつくす

深圳在外研究メモ No.21 深圳のなんとなく大事なエリアの風景写真をまとめる編~徐々に成長の極は西側へ

深圳在外研究メモ No.22 深圳でKickstarterのキャンペーン戦略を学ぶ編~「クラウドファンディングとはCommunity-driven fundingである、それ相応の準備が不可欠」

深圳在外研究メモ No.23 深圳国際ドローン展2017に参加する編①~「世界無人機大会」の規模、そして南京航空航天大学の先生の「ドローン×AI」の議論が刺激的だった

深圳在外研究メモ No.24 深圳国際ドローン展2017に参加する編②~展示の特徴は産業用、大型機、固定翼、そしてアンチドローンシステム等々。非空撮市場をめぐる競争へ。

深圳在外研究メモ No.25 ローカル系レーザーカッター工場を訪問する編~東莞市の雷宇激光を訪問、メイカースペースを支える現場を見た

深圳在外研究メモ No.26 メイカースペースSegmakerでイベントを開催してみた編~ドローンミートアップと深圳観察会ワークショップ

深圳在外研究メモ No.27 メイカーフェア西安とBilibili World 2017に参加してみた編

深圳在外研究メモ No.28 番外編~バンコク出張で感じたこと

深圳在外研究メモ No.29 深圳華強北SEGMAKER来訪者向けの資料を解説する編~新世代ベンチャー企業のエコシステム、そして新しい深圳とどうつながるか

深圳在外研究メモ No.30 沿海部の東北支援策が動き出した編~深圳は哈爾浜と協力、何かが起きるのだろうか?

深圳在外研究メモ No.31 深圳テクノセンター訪問編~来料加工制度は終了へ、中国国内需要の開拓と難加工への挑戦

深圳在外研究メモ No.32 深圳イノベーション·アントレプレナーシップ・ウィーク2017編~テーマは「深圳と創造しよう」

深圳在外研究メモ No.33 深圳のゲノム・ジャイアントBGI傘下の国家基因庫(China National GeneBank)訪問編~研究院の執行副院長は30才、まるで大学の雰囲気

深圳在外研究メモ No.34 深圳開催のWTOグローバルバリューチェーンコンファレンス2017に参加してみた編~サプライチェーンにDigitalizationとChina Effectを入れたらどうなるのか?

深圳在外研究メモ No.35 深圳エレクトロニクス産業と自動車産業はどうつながるか編~スマートバックミラーから曲面ダッシュボード、そしてBYTONによれば車はスマートデバイスへ

深圳在外研究メモ No.36 南山ソフトウェア産業基地のRocketspaceでVRとAIベンチャーに出会う編~「深圳市南山区的なスタートアップ」とはたぶんこんな感じ

深圳在外研究メモ No.11 深圳市ソフトウェア産業基地(深圳湾)が意識高い編~Tencent新社屋、Stargeek, NAVER, そして総理コーヒー。だいたいいつ行っても何かやってる面白さ

南山区の位置する深圳大学。北はTencentの本社ビルに接し、南は深圳市ソフトウェア産業基地に接しています。このエリアには、Tencentの新社屋(移転するのではなく、拡張するらしい…)、Baiduビル、Mangoビルなどの大きなオフィスがあり、さらに関連投資機関やアクセラレーターが設置されています。ソフトウェア産業基地は、昨年10月の深圳イノベーションウィークの会場となった場所でもあり、深圳におけるソフトウェア系企業の集積地となりつつあるようです。現時点での印象としては、「中国国内市場を念頭に置いたビジネスを展開しているソフトウェア、そしてハードウェアのベンチャーのインキュベーションをしている」ように見えました(もちろんTencent, Baiduは除く)。

このあたりが面白いのは、歩いていると「メイカーカフェ」のようなお店が立ち並んでいることで、これらの店の内部にはピッチスペースがあります。何度か現地に足を運んでいるのですが、平日でもだいたい何かしらのイベントを開催しています多くのイベントは中国語で開催されており、このエリアには外国人は少ない印象です。3W Coffeeというお店では、今日はTencentのイベントが、となりのJDミルクティカフェでは韓国のNAVERのプレゼン、さらに近くのTCLスペースでは恵州の政府系機関がきて、プロジェクトの報告会を開催していました。

この一角に、Stargeekというスマートハードウェアのアクセラレーターがあるのですが、ここがなかなか面白い場所でした。4~5人ほどのチームが30ほど入居し、このほかにより規模の大きい会社も入居しているとのことでしたが、ほぼ全プロジェクトが中国国内のもので、過去の分を含めて外国系のプロジェクトは2つのみということでした。華強北のHAXのパターン、すなわち海外のチームが来て、深圳でプロトタイピングをするものの、市場は米国を筆頭とする国外というパターンとは大きく異なり、Stargeekは「中国人による、中国市場を向いたハードウェアスタートアップ」を育てていました。

Stargeekのもう一つの特徴は、スペース内にCNCを置くだけでなく、4~5名の専属エンジニア(元工場出身)が所属し、構造設計、電子設計、機械加工、外注加工まで含めたサービスを提供し、プロトタイプ製作から量産のための準備までを行うことができる点です。彼らはこれを「供应链服务(サプライチェーンサービス)」と呼んでいたのですが、私らが利用しているSegMakerよりも、さらに踏み込んだサービスを現場で提供していました。PCBボードの製作やマウントも、そうした専用の協力企業がいるので、1~2日のスピードで試作ができるそうです。

さらにJDカフェに行くと、オープンスペースでなんだか少人数でのプレゼン会がスタート。なんだろうと思っていると韓国語で、話を聞いてみると、「深圳に興味を持っている韓国の投資家や企業家を連れてきて、ツアーをしている」とのこと。プレゼンターは韓国最大手の検索エンジン、NAVERの研究部門だと思われるNAVER LABの深圳支社長。面白いと思ったので、韓国語のプレゼンを一通り聞いてみました。正直わからない部分もあったのですが、Shanzhaiとか、Prototypeとか、AIとかでてきました。そして最も時間を割いていたのは、AMICAというAIの話。今度お話を伺いに行ってみようと思いますが、少なくともNAVERの研究拠点が深圳の南山にある、という事実に若干驚きました。もしかしたらAIの研究もやっているのかもしれません。

NAVER LABのプレゼンで結構強調していたAIのプロジェクト。Siriとかコルタナみたいな感じだろうか。

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Tencentの「濱海」新社屋。いったい何人入るんだろうか…。

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深圳市ソフトウェア産業基地の模型。この周りにTencent, Baidu, 中国航天, Mango, 創投ビルが並ぶ。

 

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地図。

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ざっと数えて15のメイカースペースというか、創業促進系の機関が入居しています。

 

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「深圳湾創業広場」、そのまま直球の名前です。

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建設中のビル。手前にはバスケットボールのコートが。試合をすることもあるのでしょうか。

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Stargeek入り口。

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Stargeekの内部。一階には4~5人レベルのチームが入居しており、机一つがひと月800元ということだった。ただし、入居プロジェクトは、基本的にはAI、スマートハードウェア関連で、実際中では家庭用ロボット、ドローン、IoT家電が目についた。

 

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CNCがバリバリに動いていた。試作のサンプルも見せてもらいましたが、プロトタイプ用の金属の加工もここでしていました。金型の設計もここで委託できるらしい。

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360度カメラのプロトタイプ。3Dプリンターかと思ったら、切削で作ったとのこと。まさに今流行の製品を作りつつある様子でした。

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ラボ。卓上3Dプリンター2台、レーザーカッター1台、あとはもろもろの工具が並ぶ。

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家庭用ロボット、億家智宝。

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小型ドローン。パロットのビーバップに似ているのは気のせいでしょうか。

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網膜スキャンでロックする金庫。

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NAVER LABの方のプレゼン。Why Shenzhen for Naver Labs China Office?というタイトル。まさに聞いてみたタイトルだったのですが、韓国語だったのであまり理解できませんでした。

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結構ベーシックなことから解説して、最後はAIの話をしていたようでした。

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3Wカフェで飲んだ、「総理コーヒー」。李首相が飲んだのでしょうか…。

華強北も面白いのですが、ここ1~2年で急激に開発が進んでいる深圳湾エリアもなかなか面白い動きがあります。現時点での印象では、「中国国内市場を念頭に置いたビジネスを展開しているソフトウェア、そしてハードウェアのベンチャーのインキュベーションをしている」というのが仮説ですが、学校のすぐ隣ですので、時間を見つけてインタビューをしていこうと思います。

深圳在外研究メモ No.10 深圳博物館で体感する改革開放編~蛇口爆破、「深圳スピード」の由来、そして圧倒的鄧小平推し

深圳市の中心部、駅で言うと市民中心から徒歩圏内にある、深圳博物館。初めて行ってみたのですが、「鄧小平の改革開放」を体当たりで展示している、非常に面白い博物館だと思いました。無料で開放されているので、関心のある方にはお勧めします。

深圳博物館には特設展のほかに、次の常設展があります。①野生動物の剥製エリア、②深圳の古代史エリア(石器時代から清代初期まで)、③深圳の近代史エリア(アヘン戦争から抗日戦争、国共内戦まで)、④深圳民俗展示エリア(水上生活漁民、タンミン等)、⑤改革開放エリア(1949年~)、です。このうち、特設展では私が訪問した時にはチベット仏教展が開催されており、特にラサのNorbulingkaに所蔵されている仏像群の圧倒的な存在感には驚かされました。

ただもちろん、この博物館の独自な所蔵物は、深圳に関する展示です。古代史エリアでは現地で出土した石器が並べられており、約1万年前から人類が住んでいたことがわかります。深圳に特徴的な展示としては、「海防」、つまり海上交易にともなって生じた紛争に如何に対応したのか、という展示でしょう。近代史エリアではアヘン戦争の結果、大英帝国に割譲された香港・九龍・新界に関する展示、抗日戦争と現地共産党の組織化過程、キリスト教の伝播の様子、広州から香港(ティムシャーツイ)までの鉄道の建設などが展示されています。

続いて、1949年から1970年代までの計画経済期のエリアは照明も暗く、特に文化大革命期の混乱の様子が写真で展示されています。当時、深圳と香港との間には、農民のレベルで10倍の収入格差があったため、「逃港」と呼ばれる、不法移民が続いていました。文革期の写真で、この「逃港」をまさにつるし上げている場面や、強制退去処分になった農民の写真が展示されており、計画期の苦境が垣間見えます

そしてこの博物館の展示の白眉というか、目玉は何といっても改革開放エリアです。この展示は、改革開放を体感できるように、映像、現物、ジオラマが総動員されており、明らかにほかのエリアとは力の入れようが違います。無料で見れるので、改革開放期以降の中国経済に興味を持つすべての方にお勧めしたいと思います。

まず当時の最高権力者鄧小平が経済特区の設置を認めた経緯が説明されます。「中央政府にはお金がないから、地方は自力でやりなさい」、「特区と呼んで構わない」といった鄧小平の言葉が紹介されています。展示として目を引くのは、第一には深圳蛇口の開拓の風景で、ダイナマイトで山を破壊し、海を埋めていく様子が大きなディスプレイで展示されます。第二に、大きなジオラマで再現されているのは、国貿ビルの建設現場です。当時、3日で1階分を建設し、これが「深圳スピード」という言葉の由来となった、というお話が紹介されています。わざわざこのジオラマつくるあたり、気合の入り方が違います…。

このあたりの展示には現物の展示も多いです。例えば、①中国ではじめて土地使用権の入札が行われた際に使われたハンマーや、②香港資本の進出によって始まった加工貿易で生産していたものの現物、そしてなによりも③鄧小平が来た時に植樹したスコップ、乗った車、泊まった部屋(!)が移設されて展示されています。1980年代と1990年代の展示は圧倒的に「鄧小平推し」が明確で、その後の1990年代以降は江沢民と香港返還、胡錦涛時期の社会福祉の拡充といった論点が強調されますが、前半の迫力に比べると一般的な展示という印象はぬぐえません。そして展示の最後の部屋には習近平総書記が前海を視察した際の様子を巨大ディスプレイで放映して、展示は終了です。

南方での交易史は広州の方が展示が豊富でしょうし、香港の割譲などについては当然香港歴史博物館の展示が勝ると思うのですが、深圳博物館は「改革開放」を知るのにはベストの博物館かもしれません。

 

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入り口。

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チベット展に出展されていた「仏母像」。それほど大きなものではありませんが、一見して、仏像の前からしばらく動けなくなるくらいひきつけられました。

 

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文革期、香港逃げる「逃港」を扇動したとして打倒される「階級の敵」。

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「改革開放の第一の号砲」とも呼ばれている、蛇口の山を爆破して埋め立てているようす。

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「深圳スピード」の由来になった国貿ビルの建設の様子。このあたりの展示は気合の入り方が違う。

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中華人民共和国成立以降で、初めて土地使用権の入札が行われた際に使われたハンマー。

 

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香港系企業の進出。下は現在のKonka。

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鄧小平が植樹したスコップ。

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鄧小平の1992年、「南巡講和」で深圳を訪れた際に乗った車。

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1980年代初め、加工貿易の生産品目。

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90年代後半、徐々に電子製品も生産開始。

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2000年代後半以降、携帯電話から徐々にスマートフォンへと移行。

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福田地区の1995年からの変化。この博物館があった場所も全くの更地だったことがわかる。

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深圳の「10大概念」、これが面白い。

1)時は金なり、効率は命なり

2)無駄な議論は国を誤り、実践が国を興す

3)天下の先を競う

4)改革とイノベーションは深圳の根であり、魂である

5)本を愛読することで、尊重される都市になろう

6)イノベーションを激励して、失敗に寛容になろう

7)市民の文化的権利を実現しよう

8)人にばらを送ったら、手元には香りが残る

9)深圳、ここは世界と距離がない

10)来たら、すなわち深圳人

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最後はやはり習近平総書記の前海視察。展示は蛇口の爆破からスタートし、前海の視察で終わる。