Aseiito.net

ホーム » メイカーズムーブメント » 深圳在外研究メモ No.4 ニコ技深圳観察会SegMaker出張所を開設してみた編

深圳在外研究メモ No.4 ニコ技深圳観察会SegMaker出張所を開設してみた編

※追記しました

メモの第二回に書いたように、可能な限りでも「中の人」になろうとしないと全く実態が見えてこないのが深圳です(なんでもそうかもしれませんが…)。

そこで私もメイカースペースに入居し、デスクを構えることにしました。高須さんの紹介で知り合った賽格衆創空間(SegMaker+)のYeepingさんに、日本と深圳とつなげる小さなプラットフォームになるような場所を作れたらいいな、と言ったら即返事があり、英文プロポーザルを出してOK。ひとまず3か月のフリーレントで入居しました。

このあたりのスピード感とオープンマインドなところは深圳で強く感じます。実は「4月から深圳いくんだよね」と言ったら、「じゃあオフィスの机使っていいよ」と言ってくれたところは他にも2か所ありました(SZOILとTrouble Maker)。Yeepingさんの話が先に進んだのでここにしたのですが、彼女の場合、こちらがプロポーザルを送ったら、2~3分でWechatで連絡が来て、「これでいい。電話していいか?」と聞かれたので「いいよ」と答えたら、即電話がかかってきて詳細の条件や中身の話になりました。彼女は香港人なのですが、ああいったバイタリティのある方をSegMakerが雇っている(詳細不明ですが、おそらく雇われているのだと思います…)こと自体が興味深い選択です。

Yeepingさんには5席用意していただいたので、それこそコミュニティーの力を借りることが大事です。そこで「ニコ技深圳観察会」のSegMaker出張所という位置づけで情報収集と発信を行うことにしました。入館に指紋認証が必要となっており、時期によってメンバーは変わりますが、現時点では私のほかに4人の方と一緒に共用しています(しおしおさん、英昭さん、小永吉さん、荒井さん)。

賽格集団は中国語ではSaige、英語ではShenzhen Electronics Groupの略であるSEGと呼ばれています。百度情報によると賽格集団は1986年に、深圳市国有資産監督管理委員会ほか合計4社による共同出資によって設立されています。もともと、集積回路のパッケージングを主要なビジネスとしてきたそうですが、現時点ではむしろ世界最大の電子街となったら華強北エリアの不動産開発の印象が圧倒的に強いですね。下記写真のエリアを歩いていると賽格と名前のつく大型ビルが少なくとも3棟はあります。丸川知雄先生のご論考(確か『東大塾 社会人のための現代中国講義』所収)には、昔の外資との合弁工場の写真も掲載されていました。今度社史のようなものが無いか探してみようと思います。

WeChat Image_20170416012353.jpg

電子街「華強北」。

IMG_20170402_131018.jpg

華強北道の南側入り口付近のモニュメント。この右側に…

IMG_20170402_130948.jpg

そびえる「賽格広場(Saige Plaza)」。華強路駅A出口すぐそばです。

IMG_20170402_131945.jpg

12階の入り口。この階に通じているエレベーターは全部で6つありますが、かなりわかりにくいので初訪問でたどり着くのは難しいです…。

IMG_20170402_131938.jpg

12階のシェアオフィス部分。向かって右手5席が観察会のデスク。清明節の連休中だったので人がいませんが普段はそこそこ人がいます。オフィスにいると、結構頻繁に視察に来る人がいて、先日は深圳市政府の方が見に来ていていました。

IMG_20170403_151646.jpg

ドイツ出身のエンジニア、Lapscreenを開発しているMichel Haeseさん。PCと携帯を両方持つのは正直重複があるので無駄ということで、スマホを接続できるスクリーンの開発を進める。

IMG_20170403_095954.jpg

入居に当たってYeepingさんからレクチャー。この方が強烈(Yeepingさんだけでも書くこと沢山あります)。

IMG_20170403_101555.jpg

ビルに下には部品を売り場が軒を連ねています。ここはオープンソース系のモジュールを販売しているMJさんのブース。

IMG_20170411_184910.jpg

早速子供用ウェアラブルウォッチ(60元、GPSセンサー、SIMカード挿入型で子供の場所がわかり、通話もできる)を購入し…

IMG_20170411_184042.jpg

分解開始。

IMG_20170411_184057.jpg

開封、しかしディスプレイ部分の実装が外れないので…

IMG_20170411_185204.jpg

SegMaker内のラボへ。ラボには一通り工具が揃っています。

IMG_20170411_190754.jpg

ディスプレイまで分解。

IMG_20170412_160928.jpg

英昭さんがティアダウン用のデジタル拡大鏡を用意。

IMG_20170412_160910.jpg

コアのチップはMEDIATEK MT6261DA。Taobaoで7.8元で売られています。

 色々な使い方ができる場所ですが、何よりも華強北という絶好のロケーションにあるため、ハードウェア系の以下の作業をやるには最適だと考えています。

 1)ガジェット情報の収集と分解

 2)プロトタイピング(市販部品での試作)

 3)ハードウェア関連の情報収集(ベンチャー企業以上のレイヤーになってくると南山区に企業が多いのですが、情報という意味では依然として華強北は強味がありそうです)

 出張所については観察会Facebookのグループに写真を結構アップロードしていますが、こちらでも時折情報を更新していきます。


1件のコメント

  1. […] 深圳在外研究メモ No.4 ニコ技深圳観察会SegMaker出張所を開設してみた編 […]

    いいね

コメントは受け付けていません。

2017年4月
« 3月   5月 »
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
%d人のブロガーが「いいね」をつけました。