今年度1年間の予定で、中国広東省の深圳大学に滞在しています。具体的な滞在先は中国経済特区研究センターで、来年2018年が改革開放40周年であることを念頭に置いて、中国経済の過去と未来をともに研究するのに最適だと考えて申請しました。幸い、アクセプトしていただいて、滞在が始まっています。
深圳大学の西門。
深圳大学のキャンパスは2つあるのですが、南山区に本部があり、私の訪問先も南山区キャンパスにあります。緑があふれるキャンパスなのですが、周りはまさに中国のハイテク企業のメッカとなっている地域で、中庭からTencentの本部(今年にはさらに大きなビルが完成しています)が見え、ロケーションの良さに圧倒されます。DJIの本社までも歩いていける距離です。
深圳市では電子決済やシェアサイクルが普及しています。学内にも、そして学外にもシェアサイクルがたくさん見られます。写真は深大駅前の写真で、Ofo、Bluegogoも見えます。使用感はまたそのうち書きたいと思います。
こんな小さいお店でも…
Wehcat、Alipayでの支払いができます。朝起きて、朝ごはんをWehcatで支払い、シェアサイクルして、地下鉄乗って、昼食を食べて…、すべて電子決済でいけます。まだ対応していないタクシーの運転手さんなどもまれにいるので、現金も持ち歩いていますが、現金では一元も使わない日もでてきそうです。
深圳大学の文系・社会科学系の建物。巨大かつ複雑な構造で、はじめは混乱しました。
訪問先の中国経済特区研究中心です。
建物のとなりがTencentビルという立地です。これは驚きました。
深圳大学には工学系に加えて、デザインや美術系、そして医学部(別キャンパス)まであり、学内を歩いていると様々なイベントを見つけます。写真はVR体験会・講演会。
なかなかの熱気でした。スピーカーがカナダ帰りの方が創業したVRメーカーで、学生は「社長はもう結婚していますか?」という質問から、「VRのコンテンツ開発してみたいが、UnityかUnreal Engine、最初はどちらがいいのか」といった質問まででました。
講演会終了後、質問攻めにあう登壇者(易瞳科技董事長兼CTO、Ai Tao氏)。Unityがいいか、と聞いたのは左の女性の学生さん。答えるほうも、質問するほうも若い。
MS HoloLensも体験できました。次回以降で触れる高須さんのニコ技深圳観察会第七回でGOROmanさんがきていたので、私もちょうど体験されてもらっていたところでした。
学内では普通にドローンが飛ばされています。写真はPhantom 3 Proを飛ばしている風景で、右上の白い点がドローンです。中国では空港・政府機関付近などの禁止区域を除いてこのクラスのドローンを飛ばすのに特段の許可と免許はいりません。飛ばしているのは学生でもあり、ドローンのメディアを運営している方でした。今度会いに行ってみて話を聞いてみるつもりです。
空撮の映像。
ということで、わたくしもDobbyで空撮しました。キャンパス中央の広場、そして図書館が見えて、奥が南山区のビル群です。
次回以降、ニコ技深圳観察会からみの話をいくつか書こうと思います。
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