2016年11月26日に『ドローン×アジア』というワークショップを開催します。ワークショップの成り立ちはというと、6月にこれも深圳で開催されていたドローンの展示会で、日本からの業界関係者に会ったということが大きいのですが、なかでも台北に拠点を置く、川ノ上さんとの立ち話で盛り上がったというのが直接のきっかけです。6月の展示会の後、簡単な視察報告書のようなものを書いたのですが、それでは物足りず、もっと何かできないか、と思い企画した次第です。当日の運営がうまくいくか、若干不安もありますが、ともかく活気ある集まりにしたいと思っています。
民用ドローンの産業は、世界でほぼ同時に立ち上がっている産業なので、ある意味でどの国も試行錯誤というか、走りながら制度設計したり、応用したりしている段階にあると思います。Drone Borg、Drone.jp、ドローンジャーナルといった専門メディアも立ち上がっており、毎日新しい動きがあるのは、とても刺激的です。夏にコンシューマ向けドローンで話題になったのは、下の写真のDobby(Zerotech社、北京本部)でした。199グラムという軽さゆえに、日本では改正航空法の規制にひっかからないという利点があります。今度、秋になるとDJIのMAVICがリリースされ、小型本格派というセグメントの競争が過熱しています。農業への応用も本格化しており、継続的に注目していきたいと考えている産業です。